ジョブカン採用管理は、求人作成から応募者管理、面接、内定までをオンラインでまとめて管理できる採用管理システムです。
2026年10月時点の公式サイトでは、有料プランは月額8,500円(税抜)からです。料金は「月間の新規候補者登録数」と「プラン(LITE/STANDARD)」によって変わります。
容量については、候補者やユーザーの登録数と、添付ファイル1件あたりのサイズ上限を分けて確認するのがポイントです。
この記事では、ジョブカン採用管理の特徴と機能、費用・プランの選び方、容量・登録上限、無料トライアルから本導入までの手順を解説します。面接の日程調整を効率化するためのツールの選び方や、導入企業の声もあわせて紹介します。

ジョブカン採用管理は、バックオフィス向けクラウドサービス「ジョブカン」シリーズのひとつです。公式のサービス概要資料によると、2016年9月にリリースされました。
採用管理システムを使うと、求人情報の作成、応募者の管理、選考結果の評価、内定通知までをひとつのシステム上で扱えます。
これまで紙や電話、メールなど複数の経路で届いていた応募者情報を管理画面に集約できるため、進捗の確認や担当者間の共有、選考状況の分析がしやすくなります。
新卒採用向けと中途採用向けで別々のシステムを提供しているサービスもあり、その場合は両方を契約する必要があります。
ジョブカン採用管理は、新卒・中途採用だけでなく、アルバイトや派遣社員の募集にも対応しています。雇用形態ごとに別のシステムを用意しなくても、ひとつのアカウントでまとめて管理できます。
ただし、料金は雇用形態ではなく、月間の新規候補者登録数とプランによって決まります。リファレンスチェックのように別途料金が案内されている機能もあるため、「どの採用区分でも追加費用が一切かからない」とは言い切れません。費用の詳細は後述の料金表で確認してください。

「ジョブカン」シリーズには、ジョブカン採用管理のほかに次のようなサービスがあり、相互に連携できます。
たとえば、ジョブカン採用管理は労務管理システム「ジョブカン労務HR」への候補者情報の連携に対応しています。公式ヘルプでは、労務HRを利用している場合、内定承諾後の候補者画面に関連する操作が表示されると案内されています(2026年10月時点)。
採用から入社手続きまでを効率化できるかどうかは、どの情報がどこまで引き継がれるかで変わります。採用管理システムと人事システムの間で求人情報や組織情報、新入社員情報をやり取りする運用は海外でも広がっており、連携の範囲を事前に確かめておくことが大切です。試用の段階で、次の点を確認しておきましょう。
ジョブカン採用管理では、基本的な求人情報や会社のイメージを伝える画像などを入力すると、自社の採用サイトを作成できます。
応募情報は管理画面に集約され、表やグラフで状況を把握できます。そのため、採用担当者が書類の整理や転記に費やす手間を減らせます。
管理画面には「現在の状況」や「次にやること」など、業務工程が順番に表示されます。通知機能と組み合わせると、応募者対応の作業漏れや見落としを防ぎやすくなります。なお、通知の一部は初期設定でOFFになっているため、導入時に必要な通知を選んでONにしておきましょう(設定の流れは導入手順で紹介します)。
2026年9月時点の公式ヘルプでは、リファレンスチェックの進捗を、回答が届く前から候補者画面で確認できると案内されています。回答期限の3日前にはリマインドメールが送られます。
リファレンスチェックには「1件1,500円から」という料金案内があります。利用する場合は、月額料金とは別に費用を見込んでおきましょう。
ジョブカン採用管理で作成した求人情報は、求人検索エンジン『Indeed』や、Google検索の『Googleしごと検索』への連携・掲載の対象となり得ます。
ただし、無料トライアル後の契約内容によって、利用できる連携の範囲は異なります。また、Google側も検索結果への表示を保証していません。求人を公開したら、公開設定と実際の掲載状況をあわせて確認しましょう。
なお、ここで紹介した「求人情報の外部掲載」と、STANDARDプランの「求人媒体からの候補者情報の自動取り込み」は別の機能です。プランを選ぶ際に混同しないよう注意してください。

ジョブカン採用管理は、単体の機能だけでなく外部ツールとの連携にも対応しています。
2025年4月時点の公式サイトでは、次のような連携が案内されていました(最新の対応範囲は公開時点で要確認)。
なお、無料プランではLINEメッセージやメール送信が制限されます。
面接の日程調整は、「候補者が予約できる」だけでは不十分です。確定した日時が採用管理システムの候補者記録に正しく残ることまで確認しておきましょう。試用中は、次の流れで一度テストしておくと安心です。
ジョブカン採用管理の日程調整機能で上の流れが問題なく回るなら、追加のツールは不要です。
一方で、次のような要件がある場合は、日程調整ツールのJicoo(ジクー)も比較対象になります。
Jicooは採用向けの予約リンクを用意しており、Google・Outlookなどの複数カレンダー連携、複数面接官での予約形式、担当者の自動割り当て、Zoom・Google Meet・Teamsの会議URL発行、自動リマインドに対応しています。
ただし、2026年10月時点で、Jicooとジョブカン採用管理のネイティブ連携は確認できていません。併用する場合は、予約結果をジョブカン側の候補者記録にどう残すか(誰がいつ入力するかなど)を事前に決めておきましょう。
ジョブカン採用管理の費用は、月間の新規候補者登録数によって段階的に決まります。無料プランもあるため、選択肢は「無料/LITE/STANDARD」の3区分です。
比較基準日:2026年10月6日(公式サイトの税抜月額)
| 月間新規候補者登録数 | 無料 | LITE | STANDARD |
|---|---|---|---|
| 30名まで | 0円(機能制限あり) | ― | ― |
| 50名まで | ― | 8,500円 | 30,000円 |
| 51〜150名 | ― | 30,000円 | 30,000円 |
| 151〜300名 | ― | 70,000円 | 70,000円 |
| 301〜1,000名 | ― | 120,000円 | 120,000円 |
LITEとSTANDARDの主な違いは、求人媒体からの候補者情報の自動取り込みがあるかどうかです。選び方の例は次のとおりです。
CSVで候補者を一括登録した場合も、新規候補者登録数として請求の対象になります。登録後に削除しても、その月の登録数に含まれます。他システムから移行する月は、既存データの取り込み件数も含めて見積もりましょう。
ジョブカン採用管理には、30日間の無料トライアルがあります。
2026年9月時点の公式ヘルプによると、トライアル終了までに有料プランを申し込まなかった場合は、自動的に無料プランへ移行します。無料プランには、次のような制限があります。
トライアル中と同じ機能を無料のまま使い続けられるわけではありません。トライアル中に採用サイトを公開した企業や、過去の候補者データを参照する必要がある企業は、移行後の表示・閲覧の制限を前提に計画を立てておきましょう。

本格的に導入する際の有料プランは、LITEプランとSTANDARDプランの2コースです。
料金表のとおり、月間50名までならLITEの方が安く利用できます。一方、51〜1,000名の各区分では、LITEとSTANDARDの表示月額は同じです。そのため、51名以上の場合に料金だけでSTANDARDが有利になることはありません。求人媒体からの自動取り込みが必要かどうかで選ぶのが基本です。
「容量」は、何の上限を指すかによって答えが変わります。2026年10月時点の公式サイト・FAQの内容を、Q&A形式で整理します。
Q. 候補者やユーザーは何人まで登録できる?
A. 候補者・利用ユーザーの登録数に上限はありません。ユーザー数は料金に影響しません。ただし、月間の新規候補者登録数によって料金の区分が変わります。
Q. 求人は何件まで作成できる?
A. 無料・有料プランともに、求人件数に上限はありません。
Q. 候補者の書類・資料はどこまで添付できる?
A. 添付できるファイル数に制限はなく、1ファイルあたり100MBまでです。
Q. 候補者項目の「添付ファイル」にも複数登録できる?
A. 候補者項目として追加する「添付ファイル」は1項目につき1ファイルです。差し替えると上書きされます。
なお、アカウント全体の保存容量について、公式に「無制限」とは案内されていません。大量の書類を扱う場合は、公開時点の条件を確認しておきましょう。

ジョブカン採用管理を導入する手順を説明します。
まずは「ジョブカンシリーズを無料で試してみる」から必要事項を登録し、アカウントを作成します。
最後に「利用規約及びプライバシーポリシーに同意します。」にチェックを入れ、「無料で試してみる」を押します。
採用担当者などをユーザー登録し、求人情報を入力すれば試用を始められます。
本運用を見据えて、最初に次の順番で設定しておくとスムーズです。
トライアル期間が終わると無料プランへ自動で移行するため、期間中に本運用で必要な機能を確認しておきましょう。
本格的に導入すると決めたら、トライアル終了前に有料プランへ申し込みましょう。申し込みは、ジョブカン採用管理の設定画面から行えます。
最初に取得したアカウントをそのまま使って本格導入に移行できるため、トライアル中に登録した設定を引き継いで運用を始められます。
実際にジョブカン採用管理を導入した企業は、どのような感想を持ったのでしょうか。
ここでは、公式サイトで紹介されている導入企業の声を要約して掲載します。
応募経路ごとに管理方法が異なっていた課題を解決するため、ジョブカン採用管理を導入しました。
導入後は、すべての経路からの応募者を一元管理できるようになり、社内のコミュニケーション効率が向上したそうです。管理画面がシンプルで使いやすい点や、ボタン一つで進捗状況を確認できる点も好評とのことです。
以前は別の採用管理システムを利用していましたが、機能を十分に使いこなせず課題を感じていたそうです。
ジョブカン採用管理では、特に候補者の一覧メモ機能や重複判定機能が便利で、月1,800名を超える候補者の管理や、重複応募の確認にかかる手間を大きく減らせたといいます。人事労務データの連携もスムーズになり、データ活用の幅も広がったそうです。
採用人数の増加に伴って管理が煩雑になり、セキュリティ面での懸念もあったため、採用管理システムの導入を検討していました。
導入の決め手は、低コストであること、操作画面のシンプルさ、必要な機能が過不足なく備わっている点だったそうです。
導入後は情報が一元管理され、進捗状況の把握や情報共有が円滑になりました。特に、エージェント管理・メール送信機能や、外部ツールとの連携機能が好評とのことです。
ジョブカン採用管理は、新卒・中途・アルバイトなどの採用をひとつのシステムで管理できる採用管理システムです。
料金は2026年10月時点で月額8,500円(税抜)からで、月間の新規候補者登録数とプランによって変わります。LITEとSTANDARDの選び方は、求人媒体からの自動取り込みが必要かどうかが基本です。容量は、登録数に上限がない一方で、添付ファイルは1ファイル100MBまでといった条件を分けて把握しておきましょう。
30日間の無料トライアルは、終了後に機能制限のある無料プランへ自動で移行します。まずはトライアルを申し込み、上で紹介したチェックリストに沿って、本運用に必要な機能と面接日程調整の流れを期間内に確認してみてください。
【画像引用その他参照】
ジョブカン採用管理公式サイト=https://ats.jobcan.ne.jp/
ジョブカン採用管理ヘルプ「無料プランで利用する」=https://jobcan-ats.zendesk.com/hc/ja/articles/360019045993
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