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Outlookの予定表を公開する方法 3選

2026年9月26日(土)
Jicoo(ジクー)
目次
  • 1. Outlook予定表 3つの共有・公開方法とその特徴
    • 2. 方法1:Outlook予定表を「共有機能」を使って共有する
      • 3. 方法2:Outlook予定表を「iCalendar(ICS)」で公開する
        • 4. 方法3:Outlook予定表を「URLリンク(HTML)」で公開する
          • 5. Outlook予定表 シチュエーションに合わせて公開方法を選択しましょう
            • 6. Jicoo(ジクー)について

            Outlookの予定表は、メールや会議出席依頼と連携しやすいツールです。日々の予定管理に加えて、チーム内の情報共有や社外との日程調整にも役立ちます。用途に合った共有方法と権限を選べば、空き時間の確認や予定に関する問い合わせが減ります。必要なメンバーに予定の登録・変更を任せることもできます。

            予定表を共有するときの画面や操作の流れは、新しいOutlook、classic Outlook、Outlook on the webでそれぞれ異なります。Microsoft 365の共有予定表は、2026年5月下旬以降、改善された共有プラットフォームへ順次自動アップグレードされています。通常、管理者による手動移行は必要ありません。ただしテナント内で段階的に展開されるため、既存の共有予定表がすべて同時に新しい動作へ切り替わるとは限りません。新旧のOutlookクライアントが混在する環境では、表示方法や使える操作に差が出ることもあります。

            共有予定表が表示されない、または更新されない場合は、次の点を確認しましょう。

            • 共有招待を受諾済みか
            • 送信側・受信側がそれぞれどのOutlookを使っているか
            • Outlookのビルドや更新チャネルに違いがないか

            classic Outlookで問題が起きる場合は、同じ予定表をOutlook on the webまたは新しいOutlookで開けるか試すと、原因を切り分けやすくなります。グループ会社や取引先など別組織との共有では、組織間の共有設定が原因になっていることもあります(方法1で詳しく説明します)。

            予定表を共有するときは、閲覧・編集・代理人の3つの権限を分けて考えることが重要です。まずは「空き時間のみ」の共有から始めましょう。件名・場所・詳細情報の表示、編集、代理人の権限は、業務上必要な相手にだけ付与します。代理人は、本人に代わって会議出席依頼へ応答できる強い権限です。単なる編集者とは区別してください。休暇・異動・退職時の解除手順も決めたうえで、定期的に権限を棚卸しすることをおすすめします。

            権限と公開範囲を適切に選べば、Outlook予定表の共有には次のようなメリットがあります。

            • チームメンバーに予定表の閲覧、編集、代理対応を依頼できる
            • 空き時間の確認や予定に関する問い合わせを減らせる
            • 外部カレンダーや日程調整ツールと連携し、日程調整の作業を効率化できる

            本記事では、Outlook予定表を共有・公開する代表的な3つの方法と、用途ごとの選び方を解説します。

            Outlook予定表 3つの共有・公開方法とその特徴

            Outlookの予定表を共有・公開する主な方法は、次の3つです。

            方法1:Outlookの共有機能で特定の相手に共有する
            方法2:iCalendar(ICS)の公開URLで、読み取り専用の購読用に予定表を配布する
            方法3:URLリンク(HTML)でブラウザ閲覧用に公開する

            比較基準日:2026年9月27日

            Outlook共有機能iCalendar(ICS)URLリンク(HTML)
            共有相手による編集◎×
            元の予定表は編集不可
            ×
            共有相手の指定◎△
            公開URLのため、リンクを知る人がアクセスし得る
            △
            公開URLのため、リンクを知る人が閲覧し得る
            Outlookでの表示◎◎ブラウザ閲覧が中心
            Googleカレンダーでの表示通常は不可◎
            読み取り専用の購読
            ×
            iPhoneカレンダーでの表示環境による◎
            外部カレンダーとして購読
            ブラウザ閲覧
            反映速度同一テナントのExchange Onlineでは即時同期が期待できる。別テナントなどでは遅延する場合がある受信側サービスの同期タイミングに依存。数時間が目安で、24時間を超える場合もあるブラウザでの確認が中心
            おすすめの使い方社内や限られた相手に共有し、必要に応じて編集・代理人権限を付与する見られても問題ない範囲の予定を、GoogleカレンダーやiPhoneで購読表示してもらう公開イベント、休業日、採用枠など、誰に見られてもよい情報を案内する

            用途ごとの目安は次のとおりです。

            • 社内や特定メンバーに共有する場合:Outlookの共有機能
            • 外部のカレンダーアプリで読み取り専用として購読してもらう場合:ICS
            • ブラウザで閲覧用ページを案内する場合:HTMLリンク

            ICSとHTMLはどちらも「公開URL」です。相手を指定して権限を与える共有とは性質が異なります。

            共有機能を使うだけで自動的に安全になるわけではありません。Outlook共有の利点は、相手を指定して権限を細かく設定しやすい点です。同一テナントのExchange Onlineでの共有なら、即時同期が期待できます。一方、別テナント、Outlook.comの受信者、外部ICS購読では、反映に時間がかかることがあります。ICSやHTMLリンクは、リンクを知る人がアクセスでき、転送される可能性もあります。公開する情報は慎重に選びましょう。当日変更が多い予定では、ICSやHTMLリンクだけに頼らず、メール・チャット・日程調整ツールを併用してください。

            方法1:Outlook予定表を「共有機能」を使って共有する

            日本企業で一般的なのが、Outlookの予定表共有機能で特定の相手に共有する方法です。予定表の所有者が、誰に、どの範囲の情報を見せるかを指定できます。モダンな共有エクスペリエンスでは、新しいOutlook、Outlook on the web、Outlook for Macなどで権限体系がそろいつつあります。ただしclassic Outlookでは、表示や操作に違いが出る場合があります。

            主な権限は、空き時間のみ、件名と場所、すべての詳細、編集、代理人の5つです。基本は、まず空き時間のみを共有し、詳細表示や編集権限は業務上必要な相手にだけ付与する運用が安全です。代理人権限では、会議の作成・変更や出席依頼への応答まで任せることになります。その点を理解したうえで、担当者を限定してください。

            共有予定表の同期のしかたは、共有先の環境によって異なります。

            • 同一テナント内のExchange Onlineユーザーとの共有:変更がすぐに同期されることが期待できる
            • 別テナントとの共有やOutlook.comの受信者:数時間おきの同期となる場合がある

            緊急の予定変更や当日の会議変更を、共有予定表の反映だけで伝えるのは避けましょう。メールやチャットも併用してください。

            Outlook共有機能で予定表を共有する手順

            予定表を共有するアカウントで、Outlookの予定表を開きます。共有設定の開き方はクライアントによって異なります。

            • classic Outlook:[ホーム]タブの[予定表の共有]
            • 新しいOutlook、Outlook on the web:[設定]→[予定表]→[共有予定表]

            表示名は、利用環境や組織の設定によって異なる場合があります。

            1. 共有する予定表を選択します。
            2. [共有]または[追加]を選択し、共有相手のメールアドレスを入力します。
            3. 共有相手ごとに、空き時間のみ、詳細表示、編集、代理人などの権限を選択します。
            4. [送信][共有][適用]などを選び、設定を保存します。

            共有相手には招待メールが届きます。受信側が招待を承諾すると、Outlook上で共有予定表を表示できるようになります。新しいOutlookでは、管理者が割り当てた共有予定表や共有メールボックスの予定表が、カレンダー一覧に自動で表示される場合もあります。

            【共有予定表が表示されないときの確認ポイント】
            左ペインに表示されないというだけで、共有が失敗したと判断しないでください。まず、招待を受諾済みか、予定表一覧や「すべて表示」に対象の予定表がないかを確認します。次に、送信側・受信側がclassic Outlook、新しいOutlook、Outlook on the webのどれを使っているかを確認しましょう。classic Outlookについては、共有カレンダー招待を受諾するときの問題や、定期会議の変更に関する既知の問題が引き続き案内されています。classic Outlookだけで表示・受諾・変更に問題がある場合は、Outlook on the webまたは新しいOutlookでも確認してください。

            【管理者向け:別組織(別テナント)との共有がうまくいかない場合】
            グループ会社や取引先との共有が失敗する場合は、クライアントや招待の承諾状況に加えて、双方のテナントの組織間共有設定も確認する必要があります。Microsoftは、テナント間の空き時間(Free/Busy)、MailTips、予定表共有をMicrosoft 365 Cross-Tenant Access Policyへ移行すると案内しています。2026年9月25日に更新された移行ガイドでは、次の順序が示されています。
            1. 旧設定(Organization Relationship、Sharing Policy)を棚卸しする
            2. 新しいポリシーを設定する
            3. 双方の組織で試験する
            4. 旧設定を整理する
            新方式を使うには、自社テナントへの展開状況の確認が必要です。2026年10月1日から始まるEWSの段階的な停止も、すべてのテナントで同じ日に止まるわけではありません。自社と相手先それぞれの展開状況を確認しましょう。なお、この移行は2026年5月から進んでいる共有予定表の自動アップグレードとは別の件です。

            共有予定表を安全に運用するポイント

            • 編集や代理人の担当者は必要最小限にする
            • 共同編集者が多い予定表は、主な管理担当者を1人決める
            • 繰り返し予定を変更するときは、「この予定のみ」か「定期的な予定全体」かを確認してから操作する
            • 重要な繰り返し会議を変更した後は、主催者・参加者双方の予定表をOutlook on the webまたは新しいOutlookでも確認する
            • 添付ファイル付き会議、代理人操作、繰り返し予定は、本番導入前に利用中のOutlook環境でテストする
            • 新しいOutlookでは、メール一覧の右クリックメニュー(コンテキストメニュー)からも会議招待に応答できる(2026年9月11日付のリリースノートで案内)。代理人として複数の人の招待を扱う場合は、誰宛ての招待に応答するのかを確認してから操作する
            • 共有相手と権限は定期的に棚卸しし、異動・退職時には速やかに解除する

            classic Outlookの共有予定表には、2026年時点でも既知の不具合があります。特に、共有カレンダー招待の受諾や定期会議の変更など、影響が大きい操作には注意が必要です。重要な会議はclassic Outlookだけで操作・確認しないようにしましょう。新しいOutlookまたはOutlook on the webで同じ現象が起きるか確かめ、相手側の表示まで確認すると安心です。

            予定表を非公開(共有停止)にする

            個別に招待した相手との共有を停止するには、予定表の共有設定で対象ユーザーを選び、[削除]または[共有の停止]を実行します。招待したすべての相手への共有をやめる場合は、登録されている共有相手をすべて削除してください。

            ICSやHTMLのリンクを別途公開している場合、共有相手を削除しても公開リンクは止まりません。[共有予定表]設定の[予定表を公開する]欄で、[公開の停止]も実行しましょう。

            【共有解除時の注意点】
            アクセス権を削除しても、削除直後は相手側に表示が残る場合があります。相手側のOutlookキャッシュ、クライアントの同期タイミング、外部サービス側の更新周期が影響するためです。社外共有を停止するときは、共有停止に加えて、受信側へ予定表の削除や購読解除を依頼しましょう。たとえば「ICSリンクの公開を停止しました。お手元のカレンダーから当該購読を削除してください」と案内するとスムーズです。公開を停止したICSリンクやHTMLリンクは再利用しないでください。また、受信側のキャッシュや同期が完了するまでは閲覧できる可能性が残ることを前提に対応してください。

            公開した予定を「いつ」編集したか確認する方法

            共有相手に編集権限や代理人権限を付与していても、Outlookの標準画面だけでは「誰が、いつ、どの項目を変更したか」を厳密に監査できません。一覧表示で確認できる更新日時は日常運用のための簡易確認であり、監査証跡にはなりません。

            監査や内部統制が必要な部門では、Microsoft 365の監査ログ、申請・承認フロー、変更内容を記録する運用などを別途設計してください。

            classic Outlookで予定ごとの更新日時を確認する手順は次のとおりです。

            1. 予定表を[表示]タブから[一覧]表示に切り替えます。
            2. ビューの設定で[更新日時]列を追加します。
            3. 確認後、[ビューの変更]から[予定表]を選択すると、通常のカレンダー表示に戻ります。

            方法2:Outlook予定表を「iCalendar(ICS)」で公開する

            Outlook予定表を組織外の相手に読み取り専用で見せたい場合は、iCalendar(ICS)形式を利用できます。ICSリンクを発行すれば、GoogleカレンダーやiPhoneのカレンダーなど、Outlook以外のカレンダーアプリで予定表を購読してもらえます。発行されるICSリンクは、読み取り専用の購読に使う公開URLです。リンクを知る人がアクセスし得るため、相手を限定して権限を与える方法1の共有とは異なります。

            ICSを使う方法は2つあります。

            • 購読:リンクを共有し、継続的に予定表の更新を受け取ってもらう方法。購読者は元のOutlook予定表を編集できません
            • インポート:icsファイルを渡し、その時点の予定を受信側の予定表へ取り込んでもらう方法。元の予定表との継続的な同期はありません

            いずれの方法でも、相手が元の予定表を直接編集することはできません。予定表を相手と共同で編集したい場合は、方法1のOutlook共有機能を利用してください。

            • 公開URLなので、リンクを知る人がアクセスし得る。転送される可能性もあるため、社外秘情報や個人情報を含む予定表の公開には向かない
            • 共有先に元の予定表の編集権限は付与できない
            • 購読カレンダーの更新頻度は、GoogleカレンダーやiPhoneなど受信側サービスの同期タイミングに依存する
            • Outlook.comで購読する場合、更新の反映は数時間(おおむね3時間)が目安だが、24時間を超える場合もあると案内されている。反映の時間は保証されない
            • 会議の確定、当日の変更、緊急連絡など、即時反映が必要な用途には向かない
            • 重要な変更は、メール、チャット、日程調整ツールなど別の連絡手段でも通知する

            ICSリンクを発行する手順

            ICSリンクは、Outlook on the web、Outlook.com、新しいOutlook for Windowsの予定表公開設定から発行できます。組織のMicrosoft 365設定によっては、管理者が公開カレンダー機能を制限している場合があります。前述のテナント間共有の移行作業では、旧Sharing Policyで公開URLを許可する「Anonymous」設定も棚卸しの対象になります。公開の項目が表示されない、または使えなくなった場合は、組織の管理者に確認してください。

            1. Outlook.com、Outlook on the web、または新しいOutlook for Windowsで予定表を開きます。
            2. [設定]を選択します(Webでは[Outlookのすべての設定を表示]を開きます)。
            3. [予定表]から[共有予定表]を選択します。
            4. [予定表を公開する]で、対象の予定表と公開範囲を選びます。
            5. [公開]を選択し、発行されたICSリンクをコピーします。

            公開範囲は、一般的に「予定が入っている時間のみ」と「すべての詳細」から選べます。社外向けには、空き時間と予定ありの時間だけが分かる設定から検討しましょう。予定の件名、場所、顧客名、会議URL、メモなどを公開すると、情報漏えいにつながるおそれがあります。公開をやめるときは、同じ画面で[公開の停止]を選択します。

            iCalendarを共有(購読・インポート)する方法

            • リンクで購読してもらう(継続更新)
              Googleカレンダー、iPhoneカレンダー、Outlookなどで継続的に表示してもらう場合は、ICSのURLを共有して購読を設定してもらいます。更新の反映時間は受信側サービスが決めるため、即時同期は保証されません。
            • icsファイルでインポートしてもらう(一回取り込み)
              その時点の予定を渡すだけなら、ダウンロードしたicsファイルをメールなどで共有します。取り込まれた予定は受信側の予定表に登録されますが、元の予定表とは同期しません。元の予定表を後から更新しても、受信側の予定は自動では更新されません。

            Outlook予定表をGoogleカレンダーに表示する方法(読み取り専用の購読)

            共有されたOutlook予定表をGoogleカレンダーに表示するには、ICSリンクをURLとして追加します。これは読み取り専用の購読なので、GoogleカレンダーからOutlook予定表を編集することはできません。

            1. Googleカレンダーを開き、[設定]を選択します。
            2. [カレンダーを追加]から[URLで追加]を開きます。
            3. Outlookで発行したICSリンクを貼り付け、[カレンダーに追加]を選択します。

            【Googleカレンダーなどと連携・購読するときの注意点】
            ICSによる購読は読み取り専用です。更新が反映される頻度は、Googleなど受信側サービスの仕様と同期間隔に左右されます。更新がすぐに表示されなくても、Outlook側の不具合とは限りません。面接の確定、当日の変更、重要会議のリスケなどは、ICSだけに頼らず、メール・チャット・日程調整ツールなどで別途連絡しましょう。ICS購読は、予約を受け付けて予定表へ書き込む双方向の連携とは異なる点にも注意してください。

            iPhoneカレンダーでOutlook予定表を購読する方法

            iPhoneの標準カレンダーアプリは、外部の読み取り専用カレンダーをURLで追加する「購読カレンダー」に対応しています。Outlookで発行したICSリンクで購読を設定すれば、Outlook予定表をiPhone上に表示できます。購読した予定は閲覧用のため、iPhone側から元の予定表を編集したり、予定を新規追加したりはできません。なお、icsファイルを取り込む方法は、一時点の予定を登録するインポートです。継続的に更新を受け取る購読とは異なります。

            公開カレンダーを自分のOutlookに表示する方法

            外部で配布されているicsファイルは、自分のOutlookに取り込むこともできます。映画の公開日、スポーツの試合日程、祝日などの公開カレンダーを探すときは、「iCal」「iCalendar」「公開カレンダー」といったキーワードで検索するとよいでしょう。

            classic Outlookでicsファイルを取り込む手順は次のとおりです。

            1. [ファイル]から[開く/エクスポート]を選びます。
            2. [インポート/エクスポート]へ進みます。
            3. [iCalendar(.ics)またはvCalendarファイル(.vcs)のインポート]を選択します。
            4. 既存の予定表に取り込むか、別の予定表として開くかを選びます。

            自分の予定と混在させたくない場合は、別の予定表として開く方法が安全です。

            方法3:Outlook予定表を「URLリンク(HTML)」で公開する

            URLリンク(HTML)は、Outlook予定表をブラウザで閲覧してもらうための公開URLです。ICSがカレンダーアプリで購読するための公開URLであるのに対し、HTMLリンクはブラウザ上で予定表を確認してもらう用途に向いています。HTMLリンクも読み取り専用です。

            【注意:誰でも見られる可能性がある前提で使う】
            HTMLリンクを発行すると、リンクを知っている人なら誰でも閲覧できる状態になります。リンクの転送や誤送信も想定し、社外秘情報、個人情報、顧客名、会議URLなどを含む予定表の公開には使わないでください。公開セミナー、イベント日程、店舗の休業日、採用イベントの枠など、閲覧されても問題ない情報に限定しましょう。

            HTMLリンクを発行する手順

            HTMLリンクも、ICSと同じ予定表公開設定から発行します。Outlook on the web、Outlook.com、新しいOutlook for Windowsで操作できます。

            1. Outlook.com、Outlook on the web、または新しいOutlook for Windowsで予定表を開きます。
            2. [設定]を選択します(Webでは[Outlookのすべての設定を表示]を開きます)。
            3. [予定表]、[共有予定表]の順に選択します。
            4. [予定表を公開する]で、公開する予定表と表示範囲を選択します。
            5. [公開]を選択し、発行されたHTMLリンクをコピーします。

            コピーしたリンクをメール、Webサイト、案内ページなどで共有すれば、相手はブラウザで予定表を閲覧できます。公開リンクを使えるかどうかや表示内容は、組織の設定やアカウントの種類によって異なる場合があります。管理者が公開URLを許可する設定(旧Sharing PolicyのAnonymous設定など)を見直している場合もあります。公開をやめるときは[公開の停止]を選択してください。個別の共有相手を削除しただけでは、HTMLリンクは止まりません。

            HTMLリンクは閲覧用として分かりやすい一方、予定の更新を自分のカレンダーで追いたい相手には、ICSのほうが向いています。ただし、ICSの反映は受信側サービスの同期頻度に左右されます。HTMLリンク、ICSのいずれも、重要な変更を即時に伝える用途には向きません。

            Outlook予定表 シチュエーションに合わせて公開方法を選択しましょう

            Outlook予定表を共有・公開する代表的な方法は、次の3つです。

            • Outlookの共有機能で、特定の相手に閲覧・編集・代理人の権限を付与する
            • iCalendar(ICS)の公開URLで購読してもらう、またはicsファイルで取り込んでもらう
            • URLリンク(HTML)で、ブラウザ閲覧用の公開ページとして案内する

            組織内で予定を共有し、必要に応じて編集や代理対応も任せたい場合は、Outlookの共有機能が適しています。同一テナントのExchange Onlineでは即時同期が期待できるため、社内の会議運用の中心として使いやすい方法です。GoogleカレンダーやiPhoneカレンダーなど、Outlook以外のアプリで表示してもらいたい場合はICSを利用できます。誰に見られても問題ない情報をブラウザで案内する場合は、HTMLリンクを使いましょう。

            一方で、別テナントとの共有、Outlook.comの受信者、外部ICS購読では、表示や同期に時間がかかることがあります。ICSは受信側の同期に依存する読み取り専用の購読で、反映に24時間以上かかる場合もあります。共有停止や公開停止の後も、相手側のキャッシュや購読設定によって表示が残る場合があります。重要な変更、共有・公開の停止、当日の予定変更は、別の連絡手段で伝え、受信側での反映を確認するところまでを運用に含めてください。

            新しいOutlook、classic Outlook、Outlook on the webが混在する組織では、共有を全社に展開する前に、別アカウントを使って次の操作を確認することが重要です。

            • 招待の受諾
            • 予定表の表示
            • 編集
            • 繰り返し予定の変更
            • 代理人操作

            別組織との共有を予定している場合は、管理者が双方のテナント間共有ポリシーの設定状況も確認しておきましょう。classic Outlookで問題が出たときは、まず新しいOutlookまたはOutlook on the webでも同じ問題が起きるかを確認してください。

            次のアクションとして、まずは自分の予定表の[共有予定表]設定を開いてみましょう。共有相手と権限、公開中のICS・HTMLリンクの有無を確認し、不要な共有や公開は停止することから始めるのがおすすめです。

            社外との日程調整には「日程調整ツール(SaaS)」の併用が有効

            社外のクライアントや他組織との会議調整をOutlookだけで行うと、候補日の提示、返信の確認、再調整、予定の登録に時間がかかることがあります。ICSやHTMLリンクは予定表を「見せる」ための読み取り専用の公開URLであり、更新の反映にも時間がかかる場合があります。

            社外からの予約受付や面談の調整では、Outlook予定表と連携できる日程調整ツールを併用する方法も有効です。予定表全体を公開するのではなく、空き時間だけを照合して候補日時を提示し、相手が選んだ日時をOutlook予定表へ登録できます。そのため、予定の詳細を見せずに、メールの往復やダブルブッキングを減らせます。

            導入する前に、管理者や導入担当者は次の3点を確認しましょう。

            1. 空き枠判定の対象:どの予定表を参照して、予定の重複を判定するか
            2. 予約の登録先と編集権限:確定した予約をどの予定表に書き込むか、その予定表に書き込み権限があるか
            3. 管理者のアプリ承認:組織のMicrosoft 365で、アプリの接続に管理者の承認が必要か

            たとえばCalendlyのヘルプ(2026年9月4日更新の「How to connect your Office 365 or Outlook.com calendar」)では、予定の重複を調べるカレンダー(Calendars to check for conflicts)と、予約を書き込むカレンダー(Calendar to add events to)を別々に指定する仕組みが説明されています。同じヘルプでは、閲覧権限しかない予定表には書き込めないこと、組織によっては接続に管理者の承認(Approval required)が必要になることも案内されています。「接続済み」と表示されていても、参照先と書き込み先が意図どおりになっているかまで確認しましょう。

            社外の相手の空き時間も含めて照合したい場合は、相手にアカウント登録を求めるかどうか、予定の詳細が誰に見えるか、接続が切れたときに検知・再接続できるかも評価項目になります。例として、当社が提供するJicooでは、2026年9月2日にJicooコネクトが外部メンバーのGoogleカレンダー/Outlook接続に対応しました。招待された外部メンバーは、Jicooに登録しなくても、招待先と同じメールアカウントで予定表を接続できます。予定が入っている時間は候補から除外され、予定の件名や詳細はホストや予約者には表示されません。予定表を接続せずに空き時間を手入力することもでき、ホストは「再接続が必要」などの接続状態を確認できます。

            営業用途の例としては、国内の「コレタ for Sales」が2026年9月3日に、Outlook/Googleカレンダーと連携する日程調整機能の提供開始を発表しています。発表によると、予約確定時の予定登録、会議URLの発行、担当者の振り分け、自社サイトへの予約画面の設置に対応しています(いずれも提供企業の発表に基づく機能で、導入効果を実測した情報ではありません)。

            HTMLで閲覧用の予定表を公開することと、商談枠を提示して予約を確定することは、目的が異なります。日程調整ツールを導入する前には、次の点をテストしておくと安心です。

            • 空き時間の参照先
            • 確定した予定の書き込み先
            • キャンセルや再調整をしたときの反映

            代表的な日程調整ツールには、TimeRex、Jicoo、Spir、Calendly、Doodleなどがあります。各ツールの機能や連携範囲は変わることがあるため、公開時点で各社の最新情報を確認してください。そのうえで、Outlook環境、会議室予約、Web会議ツール、セキュリティ要件に合わせて選定しましょう。Outlookの標準共有機能、ICS、HTMLリンク、日程調整ツールを目的別に使い分けることで、予定管理と日程調整の負担を減らせます。

            Jicoo(ジクー)について

            セールスや採用などのミーティングに関する業務を効率化し生産性を高める日程調整ツール。どの日程調整ツールが良いか選択にお困りの方は、まず無料で使い始めることができサービス連携や、必要に応じたデザインや通知のカスタマイズなどの機能が十分に備わっている日程調整ツールの導入がおすすめです。

            チームで使える日程調整ツール「Jicoo」とは?

            Jicoo(ジクー)はGoogleカレンダー、Outlook、iCloudカレンダー等と接続して予定の空き状況をリアルタイムに取得!ダブルブッキングを確実に防ぎ日程調整を自動化。 またチーム内での担当者割当やWeb会議のURL発行、キャンセルやゲストへのリマインド対応などの予約管理まで、個人と法人のミーティング業務を自動化し、チームを効率化する予約プラットフォームです。
            カレンダーと接続して予約ページ作成
            カレンダーと接続して予約ページ作成
            GoogleカレンダーやOutlookなど利用中のカレンダーサービスと接続するだけで予約ページを作成。
            空き状況をリアルタイムに表示
            空き状況をリアルタイムに表示
            カレンダーの予定を確認し、予約可能な日程を自動で表示します。メールやチャット等で作成した予約ページのURLを共有して、日時を予約してもらいましょう。
            Web会議のURLも自動で発行
            Web会議のURLも自動で発行
            ゲストが都合の良い日時を選択すると予約完了。あなたのカレンダーに予定が自動で入りWeb会議のURLも自動で発行されます。
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