GoogleフォームはGoogleアカウントがあれば無料で利用できるサービスです。
無料であれば試してみたいけれども、どのような結果が得られるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
またGoogleフォームを始めたばかりで、回答の確認方法が良く分からないという方もいらっしゃると思います。
本記事ではそのような方に向けて、Googleフォームの回答の確認や運用方法についてご紹介させていただきます。
Googleフォームはアンケートの作成だけでなく、回答を管理する機能も優れていますので、まだ上手く活用できていないという方は、ぜひとも本記事をご参考にしていただけますと幸いです。
※なお、Googleフォームは随時アップデートが行われており、2026年1月のアクセス制御更新など、公開・共有・権限設定の仕様が大幅に刷新されています。本記事内の画像は一部旧UIベースのものが含まれますが、最新の公開・共有設定にも対応した考え方を解説していますので適宜読み替えてご活用ください。
まずは回答をGoogleフォームで確認する手順をご紹介させていただきます。

Googleフォームを開いて、回答を確認したいフォームを選択してください。
今回は例としてセミナーアンケートというフォームの回答結果の確認をおこないます。

フォーム上部にある「回答」をクリックします。
回答の隣にある数字が、現在フォームに回答が届いている数になります。

こちらが回答確認画面になります。
回答は「概要」、「質問」、「個別」の3種類の方法で確認することができます。





こちらが概要確認の画面です。
アンケートの設問にもよりますが、グラフで視覚的に全体の回答結果を確認できるので、
製品・サービスの大まかな評価の傾向を確認することはできます。
製品・サービスが「良かった」のか、「悪かった」のかを確認するのに役立ちます。
回答数が多ければ多いほど、評価の精度が高まる項目と言えますね。

こちらは個別の質問ごとに、回答内容を確認できる画面です。
1つの質問にフォーカスして回答内容を確認できるので、特定の課題を発見するのに適しています。
プルダウンメニューやその右側の「>」で質問を切り替えることができます。

「選択肢を表示」をクリックすれば、アンケート設問の選択肢を表示させることができます。
回答内容の詳細を確認する際はこちらの画面で確認することをおすすめします。



こちらは、アンケートの回答者ごとに回答を確認することができる画面です。
個人の回答傾向を確認できるので、製品・サービスを改善するにあたってターゲットを選択するのに役立ちます。
またこちらも赤枠の部分に数字を入力するか、その隣の「>」をクリックすることにより回答者を切り替えることができます。
質問形式がチェックボックスであれば、回答者は複数の回答を選択することができます。




こちらがチェックボックスの設問の回答の確認画面になります。
「概要」の画面での確認では、回答者より回答数が多くなるため、正確な分析をするためにはチェックボックス形式による回答であることは把握しておく必要があります。
1つの答えだけを回答とするのが難しそうな質問についてはチェックボックス形式に設定することをおすすめします。
現在のGoogleフォームでは、公開設定を使って回答受付期限を管理でき、特定日時での公開終了やアクセス期限の設定が可能です。アンケートの実施において、「特定の期日で締め切りたい」「定員に達したら受付を終了したい」というケースは多々あります。これまで、フォームの回答受付を自動で締め切るためには「formLimiter」などのサードパーティ製アドオンや、Google Apps Script(GAS)を利用するのが一般的でした。
しかし最新の仕様では、フォームは公開してはじめて回答者がアクセス可能となり、設定は「設定(Settings)」内の公開(Published)や共有(Share)周辺で管理されます。回答受付の終了は、単なる手動スイッチのON/OFFだけでなく、回答者への公開を終了する日付指定やアクセス期限の設定を利用する形が実務的です。既存の「フォームを閉じる」運用は、「公開を停止する」と言い換えると最新UIにマッチします。
アドオンの導入がセキュリティポリシーで禁止されている企業でも、標準機能だけで安全かつ簡単に締め切り設定が行えるため、運用管理の手間や手動で受付を停止する負担が大幅に削減されます。企業内運用では、GASでの自動OFFよりも、まず公開期限(expiry)の利用を優先すると良いでしょう。
Googleスプレッドシートとは、Web上で使用できる表計算ソフトのことです。
Googleアカウントさえあれば、ソフトのインストールなしで利用できます。
Excelと同じようなソフトと思っていただいて、記事を読み進めていただければと思います。
Googleフォームの回答内容もスプレッドシートに出力して、集計できるため、細かく結果を分析するのに便利です。

Googleフォームの回答画面から、「スプレッドシートの作成」をクリックします。

回答結果の出力先を「新しいスプレッドシート」か「既存のスプレッドシート」どちらかを選択し「作成」をクリックします。
新しいスプレッドシートの場合はここで、シートの名前を変更することもできます。

こちらがスプレッドシートに出力した画面です。
スプレッドシートはExcelと同様に使用できるため、フィルタをかけて特定の回答内容に絞って回答内容を確認することもできます。

例えば北海道地方の方の評価だけ確認する際は、出身地域で「北海道地方」のフィルタをかけます。

フィルタをかければ、こちらの画面のように選択した内容のみ表示されます。
今回は北海道地方でフィルタをかけたので、北海道地方のみ表示されています。
この表では、北海道地方の方の満足度が低かったので、理由を分析して、次回のセミナーの際、対策を立てるといった使い方ができます。
また、近年のGoogle Workspaceアップデートにより、Googleフォームやスプレッドシート上で生成AI「Gemini」を活用した分析やフォーム作成の補助機能が展開されています。ただし、現時点でフォーム内のGemini要約機能は「Workspace Labs向け・英語・デスクトップ中心」であり、対象となる自由記述も3〜200件の範囲に限られるなど、条件があります。
そのため、日本語のアンケート分析においては、まずスプレッドシート側で手動によるタグ列作成・フィルタ・関数を用いたルール化を行い、Geminiは補助として使うのが現実的です。スプレッドシート上でGeminiに分析させる際は、必要な列だけを整形・絞り込んで範囲を明示することで精度が向上します。機密情報を含む回答をそのまま投入する前には、必ず社内ルールを確認するようにしてください。
Googleフォームは企業でも活用できるサービスのため、複数人で使用することや、対象者を限定してアンケートを実施することを想定した機能も備えています。
本記事では、Googleフォームで作成したアンケートの共同編集者の追加方法や、回答者のアクセス制御についてご紹介させていただきます。最新の仕様では、「回答する人(Responder)」向けの設定と、「編集・管理する人(Collaborator)」向けの設定が概念として明確に分離されているため、社内運用においてはこの違いを意識して権限を設計することが重要です。

まずアンケートのフォームを共同で編集・管理したい場合は、右上の「︙」をクリックしその次に「共同編集者を追加」 をクリックしてください。


こちらの画面で、アンケートフォームを共有したい方のアドレスを選択・追加し、「送信」をクリックしてください。
次に回答者(Responder)へのアクセス制御についてですが、2026年1月のアップデートで既存の全フォームが自動アップグレードされ、回答権限をより細かくコントロール(Granular Controls)できるようになりました。回答者を単なる「リンクを知っている全員」にするだけでなく、Googleドライブのファイル共有に近い感覚で「特定ユーザー」「特定のGoogleグループ」「対象オーディエンス」単位で指定することが可能です。
これにより、「社内部門別アンケート」や「特定の代理店・顧客別アンケート」において、グループ設定を前提とした運用が標準機能で安全に行えます。なお、古い「信頼できるドメイン(trusted domains)」に依存した制限は廃止されているため、外部連携の際は明示的な共有設計へと見直すことを推奨します。
また、注意点として、共同編集者(Collaborator)を追加すると、リンクされた回答集計用のスプレッドシートにもアクセス権限が及んでしまいます。「フォームの質問項目だけ編集してほしいが、回答CSVやスプレッドシートに載る個人情報は見せたくない」といった場合には、フォームとシートの権限を別管理にする運用を徹底してください。

共同編集者に追加されたユーザーには、このような形でメールが届きます。
「開く」をクリックすれば、アンケートの編集・確認をおこなうことができます。
Googleフォームはアンケートに回答があった際、メールで通知してくれる機能も備えています。
回答が来たときにすぐに確認したいという方であれば設定することをおすすめします。

まずはメール通知が欲しいアンケートのフォームを開いて「回答」をクリックします。


回答の画面で、右上の「︙」クリックし、「新しい回答についてのメール通知を受け取る」を選択すればメール通知が有効となり、作成しているGoogleアカウントのアドレスに回答があった際、通知が届くようになります。

*メール通知が有効になっているときは、「新しい回答についてのメール通知を受け取る」の前にチェックが入っています。
日本国内でGoogleフォームを活用して氏名やメールアドレス等の個人情報を収集する際は、利用目的を明示し本人の同意を得るなど、個人情報の適切な取扱いが求められます。フォーム冒頭にプライバシーポリシーへのリンクを設置するなどの配慮が有効です。
また、重複して回答されることを防ぎたい場合は、「設定」タブから「回答を1回に制限する(Limit to 1 response)」が引き続き有効です。ただし、この設定をオンにすると回答者にGoogleアカウントでのサインインが求められるケースがあるため、社外向けのアンケートでは「1人1回制限による正確性」と「回答しやすさ」のトレードオフを検討して設定しましょう。
補足情報として、アンケートの回答者に自身の回答内容を見返せるようメールを自動返信する設定もご紹介させていただきます。
「どんな回答をしていたかな?」といった回答してくれていた方の疑問を解消することができますし、回答者が自分の投稿内容を確認・保存できるようになるため、特別な理由がない限り設定してあげる方が親切かと思います。

まずはメール通知を設定したいアンケートのフォームを開いて「設定」をクリックします。


回答の項目を開いて、「メールアドレスを収集する」をオンにして、「回答のコピーを回答者に送信」を「回答者がリクエストした場合」もしくは「常に表示」どちらかを選択します。
こちらを設定すれば、回答者がメールで回答のコピーを入手できるようになります。
Googleフォームはアンケートの作成だけでなく、回答の確認・共有・編集機能も備えた優れたサービスです。
プログラミングのような難しい専門知識も必要とせず、フォーム上で手軽に回答結果の確認をおこなうことができます。
またスプレッドシートに出力すれば、様々な方法で集計できるので、お客様の意見を分析するのに大変役立つと思われます。
無料で簡単にフォームの作成から回答結果の確認まで実施できますので、Webフォームによる回答受付について気になっているようでしたら、すぐにでもお試しされることをおすすめします。
Googleフォームについてはこちらの記事でも詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
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