Googleカレンダーを使っていて、週末や祝日が平日と見分けづらいと感じたことはないでしょうか。日本では紙のカレンダーで土曜日を青、日曜日や祝日を赤で表す習慣があるため、Googleカレンダーでも土日を視覚的に区別したいと考える人は少なくありません。
ただし、Googleカレンダーには、土曜日・日曜日の背景色を標準機能だけで自動的に塗り分ける設定は、2026年現在もありません。曜日の背景色を変えたい場合、PCではブラウザ拡張機能、スマホでは終日予定やサブカレンダーを使う工夫が必要です。
一方、予定の色分け機能は拡充されています。Googleカレンダーでは、24色の標準カラーに加え、Web版でRGB値を指定したカスタムカラーラベルを作成できます。作成できるのは「最大200色の固定パレット」ではなく、名前と色を設定した最大200個のカラーラベルです。本記事では、Googleカレンダーの土日に色を付ける方法をPC・スマホ別に解説し、祝日、共有カレンダー、予約スケジュールにも配慮した運用方法を紹介します。
Googleカレンダーは予定が増えるほど、どの日が平日でどの日が週末なのかを瞬時に判断しづらくなります。土曜日を青、日曜日を赤のように色分けしておくと、カレンダーを開いた瞬間に週末の位置がわかり、スケジュール全体を把握しやすくなります。
特にPCで週表示・月表示をよく使う人や、複数の共有カレンダーを重ねて表示している人にとって、背景色や終日予定による視覚的な手がかりは役立ちます。会議、外出、プライベート予定などが多い場合も、週末や休業日を先に見分けられるだけで予定確認の負担を減らせます。
土日を色分けしておくと、「候補日を送ったら土曜日だった」「祝日なのに社内会議を入れてしまった」といったミスを減らしやすくなります。外部との日程調整では、相手の休日や自社の休業日を見落とすと、やり取りの手戻りが発生しがちです。
ただし、色だけを唯一の判断材料にするのは避けましょう。色覚特性や端末ごとの表示差も考慮し、予定名に「休業日」「週末」などの分類を含める、祝日カレンダーを併用する、といった運用にするとより確実です。

Googleカレンダーの土日に色を付ける方法は、PCとスマホで異なります。PCではChromeなどのブラウザ拡張機能を使う方法が一般的ですが、拡張機能による背景色の変更は、そのPCのブラウザ上でのみ有効です。スマホアプリやスマホ版ブラウザには反映されません。
一方、予定、サブカレンダー、カレンダーの表示・非表示、予定に付けたカラーラベルは、Googleアカウントを通じて同期されます。つまり、別々に設定する必要があるのは主に曜日背景の装飾です。予定やラベルまでPCとスマホで別管理する必要はありません。
予定用のカラーラベルは、Web版で24色の標準カラーから選べるほか、RGB値を指定してカスタムラベルを作成できます。ラベルには「顧客商談」「社内会議」「集中作業」などの名前を付けられ、1つのカレンダーにつき最大200個まで作成可能です。モバイルアプリでは新しいRGBカラーラベルの作成はできませんが、PCで作成済みのラベルはAndroid・iPhoneアプリから予定に割り当てられます。
なお、予定やラベルの色分けは、土日列の背景色を自動的に変える機能とは別です。「曜日背景」「カレンダー色」「予定のカラーラベル」を分けて考えると、設定を整理しやすくなります。
PCでGoogleカレンダーの土日に色を付ける代表的な方法が、ブラウザ拡張機能「G-calize(ジーカライズ)」です。Chromeウェブストアで公開されており、Googleカレンダーの曜日、今日の日付、祝日などに背景色や文字色を設定できます。土曜日を青、日曜日を赤系にするなど、日本のカレンダーに近い見た目に整えられる点が特徴です。
Chromeウェブストアで確認できるG-calizeのバージョンは2.3.2、更新日は2025年5月6日です。ただし、拡張機能はGoogleカレンダー側の画面仕様変更の影響を受けることがあります。導入後は、週表示・月表示・ダークモードなど、自社で使う表示環境で問題なく動くか確認しましょう。
また、G-calizeは通常のcalendar.google.com/calendarでGoogleカレンダーを開いた場合に動作します。社内ポータル経由のカスタムURLなどで開いている場合は、色が反映されない可能性があります。
代替候補として「G-CAL Highlighter」などの拡張機能もあります。Chrome版とFirefox版は公開されていますが、Microsoft Edgeでの正式対応はストア情報だけでは明確ではありません。EdgeでChrome拡張機能を利用できる場合でも、導入前に動作確認してください。
以前は予定色を増やす目的で拡張機能を使うこともありましたが、予定のカラーラベルを増やすだけならGoogleカレンダー公式機能で対応しやすくなっています。土日の背景色を変えたいのか、予定の分類色を増やしたいのかを分けて考えると、不要な拡張機能を入れずに済みます。
会社の端末では、管理者ポリシーによりChrome拡張機能の追加が制限されている場合があります。Google Workspace環境で利用する場合は、必要に応じて社内IT部門のルールを確認してから導入してください。
G-calizeの導入手順はシンプルです。Chromeウェブストアから追加した後、Googleカレンダーを再読み込みすると設定を始められます。


追加後にGoogleカレンダーを開くと、土日や今日の日付に色が付いて表示されます。すでにカレンダーを開いていた場合は、ブラウザを再読み込みしてください。
G-calizeでは、初期設定で今日の日付にも色が付きます。今日の強調表示が不要な場合は、以下の手順でオフにできます。
今日の色を消しても、土曜日・日曜日の色分けは残せます。週末だけを目立たせたい場合に便利です。
初期設定の色が見づらい場合や、自分の好みに合わせたい場合は、土曜日・日曜日・今日の日付の色を個別に変更できます。



たとえば、今日の日付を黄色、土曜日を青、日曜日を赤に設定すると、平日との違いが一目でわかります。枠線色も有効にすると、背景色だけでは見落としやすい日付も目立たせやすくなります。

ただし、色を増やしすぎると予定のラベル色と競合して見づらくなることがあります。週末の背景色、今日の強調、祝日程度に絞ると、カレンダー全体の見やすさを保ちやすくなります。
G-calizeでは、Googleが提供する国・地域別の祝日カレンダーを参照し、祝日にも色を付けられます。日本の祝日を日曜日と同じ赤系にしておくと、休業日を直感的に把握しやすくなります。


海外拠点や海外の取引先と予定を組むことが多い場合は、日本だけでなく相手国・地域の祝日カレンダーも表示しておくと便利です。ただし、祝日カレンダーは国・地域単位で管理するものであり、個々の祝日ごとに異なる色を設定する用途には向きません。
G-calizeは土日だけでなく、曜日ごとに色を設定できます。シフト制で平日休みがある場合や、毎週水曜日をノーミーティングデーにしているチームなどでは、自分たちの運用に合わせて任意の曜日を色分けできます。

予定そのものの分類には、Googleカレンダー公式のカラーラベルを活用しましょう。Web版では24色の標準カラーに加え、RGB値を指定したカスタムラベルを作成できます。ラベルは最大200個まで作成でき、色だけでなく名前も付けられます。たとえば「顧客商談」は青、「社内会議」は紫、「集中作業」は緑、「休業日」はオレンジといったルールにすると、色の意味を共有しやすくなります。
モバイルアプリでは新しいカスタムラベルを作成できませんが、PCで作成済みのラベルは予定に割り当てられます。最初にPCでラベルの命名・配色を整え、日常的な予定登録はスマホで行う運用が効率的です。端末やアプリの状態によってはカスタム色の表示に差が出ることもあるため、色だけに依存せず、予定名にも分類を記載しておくと安心です。
色分けは便利ですが、細かく設定しすぎるとカレンダー全体がにぎやかになり、かえって認知負荷が上がります。まずは土曜・日曜・祝日・重要予定など少ない分類から始め、チームで使う場合は色とラベル名の意味をあらかじめ共有しましょう。似た色を並べるより、青・緑・オレンジ・紫のように色相が離れた色を選ぶと識別しやすくなります。
iPhoneやAndroidのGoogleカレンダー公式アプリには、土日だけ背景色を一括変更する機能がありません。スマホで週末を目立たせたい場合は、土曜日・日曜日に「終日予定」を繰り返し登録し、予定の色で週末を表現する方法が現実的です。


同じ手順で日曜日用の終日予定も作成すれば、毎週土日に色付きの帯が表示されるようになります。PCの拡張機能のように背景そのものを塗るわけではありませんが、スマホ画面では週末の目印として役立ちます。
週末を見やすくするだけの予定は、原則としてステータスを「予定なし」にしておくことをおすすめします。「予定あり」にすると、他のユーザーが空き時間を検索したときや、予約スケジュールで空き枠を判定するときに、その日を埋まっているものとして扱う可能性があるためです。実際に週末の予約を受け付けない場合だけ、「予定あり」や予約スケジュール側の設定を使いましょう。
また、2026年7月以降、Googleカレンダーの定期予定は1回分だけ公開・非公開の設定を変えることができず、公開設定はシリーズ全体に適用されます。土日用の繰り返し予定を共有カレンダーに登録する場合は、作成時に「デフォルト」「公開」「非公開」のどれで運用するかを決めてください。途中で変更すると、原則としてシリーズ全体に反映されます。
Googleカレンダーでは、設定から祝日カレンダーを表示できます。祝日カレンダーの色はカレンダー単位で一括変更できるため、日曜日や休業日の目印と近い色にそろえると、休日をまとめて認識しやすくなります。

ただし、Googleの祝日カレンダーでは「元日だけ赤、別の祝日だけオレンジ」のように、祝日ごとに異なる色を設定することはできません。不要な祝日や記念日は個別に非表示にできますが、個別の色分けが必要な自社休業日、夏季休暇、年末年始休業などは、社内用のサブカレンダーに通常の予定として登録する方法が適しています。
外国の祝日も確認したい場合は、PC版Googleカレンダーで該当国・地域の祝日カレンダーを追加しておくと、スマホアプリ側でも表示できます。海外チームとの会議が多い人は、日本の祝日と相手国・地域の祝日を両方表示しておくと安心です。

スマホ用に土日の終日予定を作成すると、PCでG-calizeなどの拡張機能を使っている場合、背景色と終日予定の帯が重なって表示されることがあります。見た目が気になる場合は、土日色分け専用のサブカレンダーを作成し、PCとスマホで表示を切り替える方法がおすすめです。
この運用にすると、PCでは拡張機能による背景色だけを表示し、スマホでは終日予定のカラーバーだけを表示できます。会社支給PCでブラウザ拡張機能を入れられない場合も、このサブカレンダー方式ならGoogleカレンダーの標準機能だけで週末の目印を作れます。
予約スケジュールを利用している場合は、週末用サブカレンダーが空き状況の重複確認対象に含まれていないかも確認してください。色付けのための予定と、実際の休業・不在情報を同じ予定で兼用すると、意図せず予約枠を塞ぐ原因になります。専用カレンダーは必要以上に共有せず、予約枠の判定にも含めない運用が安全です。
Googleカレンダーには、土日を標準機能で自動的に背景色分けする設定はありません。PCではG-calizeなどのブラウザ拡張機能、スマホでは終日予定とサブカレンダーを使って補うのが実用的です。土曜日を青、日曜日や祝日を赤のように見分けやすくしておくと、予定の確認ミスや日程調整の手戻りを減らしやすくなります。
一方、予定そのものの分類には公式のカラーラベルが便利です。Web版でRGB指定のカスタムラベルを作成し、スマホでは作成済みラベルを割り当てる運用にすると、PCとモバイルで予定の意味をそろえられます。「最大200色」ではなく、名前と色を持つ最大200個のカラーラベルとして管理できる点を押さえておきましょう。
共有カレンダーでは、色付け用の終日予定を「予定なし」にし、通知をオフにすることも重要です。定期予定の公開設定はシリーズ全体に適用されるため、共有先や公開範囲も作成前に確認してください。
曜日背景、カレンダー色、予定のカラーラベル、公開設定、空き状況はそれぞれ別の機能です。この違いを理解したうえで、土日・祝日・自社休業日・重要予定のルールを整えると、個人でもチームでも見やすく実務に合ったカレンダー環境を作れます。
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